たんなんFM「だっちみんだっちみん」podcast

2009.5/21 三国湊頌景/三国湊奥景

 

だっちみん　上出さん　521

こんにちは

本日２１日は、三国祭り３日目、後日祭（最終日）です。

あいにくの天候になっていますが夜遅くまで露天商が並び

神社を中心に盛り上がっています！！

さて、本日のゲストは上出純弘さん。

人気ブログほやとこといのでもお馴染みです

↓↓↓

海の側の家ハウスアムメーアから、三宅小百合が生放送でお届けします。

さて昨日の三国祭、中日祭，まだまだ盛り上がっています。

露天商は１１時ごろまで営業しています（お天気にもよりますが）

今年は新しい祭りの試みとして取り組んだ「三国小女郎道中」は

絢爛豪華な花魁道中でした。

「祭」というものを通して、三国を愛する人たちの力と心を感じる一日でした。

地元、生まれたところ、育ったところ、そこへの愛情「郷土愛」というのでしょうか？

三国にはこの郷土愛を持った方、それも、その熱い思いをカタチに表している方が

沢山います。現代に生きる三国人がまた次世代への歴史を作っていってる

ということを感じる祭でした。

今日は、ここに、その中の一人が、カタチに表した・・・・

できたてほやほやの本、写真集があります。

写真は、写真家の水谷内健次さん、

文と監修が上出純宏さんというわけで本日のゲストは

三国をこよなく愛して止まない上出純宏さんです。

自称「フリーの学芸員とマイナーなミュージシャン」と自分を表現されている

上出さんにおいでいただきました

こんにちは＾＾　　　　　

表紙が、右開きと左開きのオシャレな写真集「三国湊頌景/三国湊奥景」

三国の文化と歴史の代表の顔でもある三国祭りの山車の写真と三国の隠れた名所。

三国人なら日常の風景となっているところだが

この写真集を見ていると、あらためて、三国の奥深い良さを感じる。

上出氏の自慢したい風景であり私達もこの場所、

建物を大切にこれから先に残してゆかねば・・・と思います。

本についての上出氏の思いを語っていただきました。

なんとブルースハープで三国節を披露していただきました！！　わお

さて、本についてです。

ひらがながすべての漢字にふってあります。

三国訛りの日常会話で綴られているエッセイ が

ほっこりと心を和ませてくれます。

この本を読めば三国祭りの全てが誰にもわかりやすい言葉で綴られています。

写真が素晴らしいので、どこを捲ってもどこか心に響きます。

写真には文字（ページ数も）を一切、記載しておりません。

三国に住んでいる人も知らない三国の魅力がこの本に詰まっています

などなど

魅力満載の本が完成いたしました！！

お近くの書店でどうぞお求めくださいね＾＾

では、ここで　ちょっと・・・・・　　音楽にしたいと思います

でんごんばん　「生命（いのち）」　　　　

素適な曲でしたね！！

「生命」という曲をでんごんばんという三国のバンドの歌と演奏でお聞き頂きました。

で、実はこの、でんごんばんですが上出さんのバンドです。

今週末、micnic（三国町安島）でライブがあります♪

詳しい情報は上出ブログ「ほやとこといの」 http://blog.goo.ne.jp/mikuniza/




番組へのアクセス、ご意見ご感想は「だっちみんだっちみん」へ！！

そろそろお別れの時間がきてしまいました。今日、お別れにお送りする曲は

本日のゲスト上出さんのお勧めの曲「エブリタイム　ユー　ゴー　アゥエイ」です。

上出さん、今日はどうしてこの曲がおすすめですか？

　

The Very Best of Daryl Hall & John Oates

2009.5/14 三国祭りにこの人あり！

 

だっちみん村田さん0514

こんにちは

　　　　

海の側の家ハウスアムメーアから、三宅小百合が生放送でお届けします。

あと数日で三国祭ですo(*^▽^*)o

北陸三大祭の三国祭りは、毎年5月の19日（例大祭）20日（山車神輿巡行・中日祭）　　　　２１日（後日祭）の３日間にわたり行われるお祭りです。

２０日の中日祭では、三味線・笛・太鼓の囃子にのせて、奉納する山車（やま）６基が

古い影が残る三国の町並みを練り歩き、地元の人はもちろん、各地からこの山車を見に

沢山の人が押し寄せ、小さな三国の町は一気に活気付きます。

三国祭りのお囃子は、主に子供が太鼓を叩き、三味線、篠笛を大人が担当し、各山車に乗り込み演奏するというもの。そのお囃子のほとんどを代々教えてきたのが村田家です。

今は四代目が引き継いでいます 。

・・・・で、今日は四代目の師匠が三味線を持って遊びにきてくださいました。

三国祭にこの人在り・・・ということで、本日のゲストは村田ひとみさんです。 　

その前に

先日、魚志楼で花柳界幻想のことで、インタビューをしたんですが、

そのときに村田さんのことに話が及びました。魚志楼の女将、真理子さんがとても的確に村田さんを紹介してくださったので、まずはそれをお聞きください。

録音２分

村田・三宅フリートーク 　　　

三味線生演奏

　いき囃子

　もどり囃子

　待ち囃子

村田ひとみさんの　≪和の魂（こころ）　≫ 　　　　　　　

番組へのアクセスはひらがなで「だっちみんだっちみん」を検索！　

ご意見、ご感想をお待ちしております！！

　　　　　　　

そろそろお別れの時間がきてしまいました。今日、お別れにお送りする曲は・・・・・・・・　　　　

ハウスアムメーアの、オーナー森岡さんが　「この曲を村田さんに捧げたい！！」と言って渡された葛城ユキ・・・・

そしたら村田さんは、葛城ユキが大好き・・・・ということでひととき盛り上がりました。

ではお送りします。葛城ユキの・・・・「今、ハート・ブレイク」 　

葛城ユキ　「今HEART　BREAK」（４：２２）

オマケ

☆めちゃ懐かしくて泣ける曲↓↓↓　1分すぎに曲がはじまります☆

http://www.youtube.com/watch?v=QlloyO-tvnQ&feature=related

プレミアム・ベスト 葛城ユキ

2009.5/7 招き猫アーティスト☆森石おまりさん

 

だっちみん　おまり

海の側の家ハウスアムメーアから、三宅小百合が生放送でお届けします。

ゴールデンウイーク、みなさんいかがお過しになりましたか？ 

前回放送でお知らせしました、三国町の料理茶屋、魚志楼さんでのライブイベント「花柳界幻想」はそのタイトルのとおり、幻想的で妖艶な舞でした。日本舞踊は何度か見たことがあるのですが、地唄舞を観たのははじめてで、その女体を意識した踊りでドキドキました。

　　

さて、「グリーンが美しい季節になりましたね」と喜んでいたのもつかの間、いよいよこの初夏から、　安島は草との戦い・・・・つまり草刈のシーズンです。皆さんは草が伸びてくるのを体感したことありますか？

ここに住んでいるとそれを体感するんですよ。

日、一日、グッ、グッ、グッ・・・と草がすごい勢いで伸びてくる。グリーンの色の容積が、あっという間に増えてくるのを肉眼で感じることができるんです。もう喜んでばかりはいられません。放っておいたら、全てが草に覆われてしまう、草で隠れてしまう・・・といっても過言ではなく、公の場所を安島住民が刈るのをはじめ、あちこちで「ブーン、ブーン」と草刈機の音が聞こえ、暑い夏を更に暑苦しくしていますが仕方ない・・・。

自然は美しいだけではなく、本当に厳しいものです。

この頃　「自然との共生」という言葉をよく聞きますが、自然と人間が程よい距離、バランスを保ちながら共生していくには・・・・やはり大変な努力が必要だと思います。

ここハウスアムメーアからは海岸の遊歩道に簡単に降りれますが、この時期は、それも草で遮断されてしまいます。

例年はもう諦めているのですが、今年は、スタッフで草刈をすることにしました。

そして　遊歩道にかろうじて降りれる獣道を作ろうと思っています・・・・・・・

さて、本日のゲストです。

5月17日にここハウスアムメーアで「キモチのカタチ」というワークショップを開催します。

そのイベントを開催される森石おまりさんにおいでいただきました。

その前に曲です。サイモンとガーファンクルで「セシリア」をお聞きください。

Simon　and　Garfunkel　　「CECILIA」　

　

　森石・三宅　フリートーク

　「キモチとカタチ」

　５月１７日（日）ＡＭ１１：００～

　美味しいランチ付きワークショップ

　　http://www.hausammeer.jp/moriishi.html　　　　　　　　　

番組へのアクセス

ひらがなで「だっちみんだっちみん」を検索　　お便りお待ちしています。 そろそろお別れの時間になりました。

サイモンとガーファンクル、「ザ・ボクサー」を聞きながらお別れです。

Simon　and　Garfunkel　　「THE　BOXER」　

2009.4/30 花柳界幻想☆俵野枝さん

だっちみん　俵final

こんにちは！

三国町安島、海の側の家、ハウスアムメーアから三宅小百合が生放送でお送りしています。

先日、26日はここでのライブの様子を生放送でお送りしましたが、いかがでしたか？

さて、今日は私が住んでいる町、三国町をちょっとご紹介したいと思います。

２回目の放送で、三国は帯のように長い町といいましたが、同じ海で繋がっていながら、安島とは全く違うんですよ。三国湊は、北前船の寄港地だった頃から、活気ある町人文化の町でした。と同時に、遊里の町だったんです

かの井原西鶴が「北国にまれな色里」と書き残しているほど、名高い色町だったんですよ

今、手元に地唄舞・福井公演・・・をお知らせするチラシなんですが・・・

この方は女優さんですね・・？何とも色っぽい方です・・・

三国の遊里は、遊女達の教養や品格の高さで名が知られていたそうですが、

まさに三国の遊女はこんな方だったんではないでしょうか・・と思わせるほど気品があり、艶っぽい方ですね・・・・

この公演が５月３日、三国の料理茶屋・魚志楼さんで、開催されます。魚志楼さんは、　三国湊が賑わっていた頃・・・・遊郭が多く軒を連ねていた、そして、今でも古い町並みが残る、出村地区の一角にあります。明治時代から大正時代の古い建物を、そのまま使った料亭。大正時代の三国の面影がそのままという店内。まさにこの公演に、ぴったりの場所です。素晴らしい企画ですね。

まさに、華やかかりし頃の再現、というか、幻想を観る、というか・・・・

というわけで、先日、この俵　野枝さんとドイツで出会い、その方を三国に連れてこられた角　喜代則さん、そして魚志楼の女将、松崎真理さんにお話を聞きに行きました。場所は料理茶屋・魚志楼さんです。

今日は、その録音をお聞きいただきたいと思います。

インタビュー１３分

三国に来られたら、一度は足を運ぶ価値のある料理茶屋・魚志楼さん、そこでの録音をお聞き頂きました。

魚志楼さんの玄関を一歩入った瞬間、古い廊下に足を踏み入れた瞬間、当時の華やかかりし頃の粋な三国人の賑わいを感じます。そんな素晴らしい空間と、当時の格式ある遊女を思わせる俵　野枝さんとのコラボレーション！

・・・・まさに花柳界幻想ですね・・・

さて、ここでビックリのゲスト！！

俵野枝さんが生出演してくださいました

フリートーク♪

そろそろお別れの時間になりました。最後にお送りする曲・・・今日は、やはりジャニス・ジョップリン・・・和と洋の違いはあっても、また、表現の違いはあっても、この人の気品ある色気と迫力、すごいですね。三国の遊女もこんなんだったのかな・・・！

では、ジャニスの「クライ　ベイビー」を聞きながらお別れです。

　　　JANIS　JOPLINの「CRY　BABY」（３‘５８）

2009.4/23 青山円さん

 

だっちみん　青山まどか423

写真は青山円さんとハウスアムメーアに遊びに来た小羊♪

　２時から生放送されている岡崎さんの子羊です

　放送中にメェエーという声が聞こえませんでしたか？ 　めちゃくちゃカワイイです

          

        こんにちは。

        海の側の家、ハウスアムメーアから、三宅小百合が生放送でお届けします。　　　　　

先週は音声をうまくお届けできず、大変、お聞き苦しい番組になってしまったことをお詫びいたします・・・今日はどうでしょうか？福井県の北の端、安島から初めて丹南エリアに生放送・・・という新しい試みに挑戦ですので、まだまだ予測しないことが起きるかもしれませんが・・・どうか気長にお付き合いください。

さて、安島は素晴らしい季節になりました。気候が最高。蒼い海とグリーンの丘。海岸線にそって付けられた遊歩道を歩くだけで最高に気持ちいいですよ。そこに、食べ物がこれまた最高。魚がどんどん美味しくなっていく時期。ひらめ、めばる、そい、なめら、すずき、桜鯛などなど・・・刺身はもちろん、焼き魚にしても煮魚にしても・・・最高の旬の味。

おまけに、山菜が豊富。安島は海だけではなく丘が素晴らしい！ワラビ、ゼンマイ、うど、ふき、みつば、せり・・・なんでも採れる。旬の食べ物は生命力が強く、それをいただくということは自然のパワーをいただくということ。今しかない、旬を逃さないように・・・・

       ところで、今日は、ライブの話です。・・・・でも、旬の話と大いに関係あり。

       ライブもまた生であり、時期がずれて録音されたものではなく、今、この瞬間の音。

いわば旬の音・・・・それだけではなくライブ会場の旬の空気も味わえて、パワーをいただけるということ。都会にいかなきゃライブなんて・・・という時代ではなく、逆に、都会からミュージッシャンがどんどん地方に来る時代。皆さん、時間があるときは、ライブにでかけましょう。ありがたいことに三国は本当に、ライブの多い町だと思う。美味しいもの、旬のもので身体も心もパワーアップ！

だけど、いいライブもそれを企画してくれる人がいなければ成り立たない話・・・なんです。

　　　　今日のゲストは今度の日曜、２６日に、ここハウスアムメーアで開催されます

        dot　and　line/Live  青山陽一・べべチオの企画者の一人、青山　円さんです。

        円さん、こんにちは＾＾

　　　　青山円さんは鯖江市在住の美術家です。

主に油彩で平面作品を形やジャンルに拘わらず創作されています。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　　　　

　　　　ライブについてお聞きする前に、まず曲を・・・

        　 青山陽一「吉祥寺デイズ」[5:56]

　　　　　このライブの様子を生中継で送ります：4月26日(日)７：００～８：００

            

  　　　　　番組へのアクセス

             ひらがなで、「だっちみんだっちみん」を　検索　　お便りお待ちしています。

　　　　　　　　

               最後にベベチオ「お花畑」をお聴きください。

               

　　　　　　　ライブイベントのお知らせ♪

                 dot and line　　青山陽一/ベベチオ（オープニングアクト松田幸子）

                 ４月２６日（日）午後１７：００スタート（開場１６：３０）

                 前売り2500円　当日　3000円

2009.4/16 安島祭り

４月１６日の放送は音声が聞き取りにくい状態でした。リスナーの皆様にお詫び申し上げます。今後ともだっちみんだっちみんをよろしくご支援くださいませ

だっちみん　安島青年団416

こんにちは。海の側の家、ハウスアムメーアから三宅小百合が・・・・というところですが・・・・・・ごめんなさい。美人で、美声の三宅さん、お休みです。ラジオでその美しさをお伝えできないのが残念です。代わって今日は、私、・・こちらは、ラジオでよかったという森岡が、「だっちみん、だっちみん！」とお届けしますのでどうかよろしくお願いいたします。

さて、安島では、盆も正月も非じゃないくらい、一番、力の入る「安島祭」、または「雄島祭」といいますが・・・その祭が４日後の４月２０日に迫っています。

ハウスアムメーアが、安島に建ってから、８年目に入っていますが、やっと一昨年前から神輿も休憩に立ち寄ってくれる場所になりました。初めて神輿が立ち寄ってくれたときは、安島人としての市民権を得たような気分でほんとうに嬉しかったです。

で、今日は安島人として誇りを持ってこの祭に関する話をさせていただきます。

その前にちょっと音楽でも・・この番組のタイトルにも流れています

③T.REXの「Leen Woman Blues」（２‘５１）　

          安島にはこれも歴史の古い大湊神社があります。「雄島祭」は海の安全と豊漁を祈願する大湊神社の祭礼なんです。千年以上の伝統があるといわれています。

この祭の見どころ・・・見所を絞るのは難しいんですが・・・というのは・・・・一日中、神輿に付いて歩けば安島の美しさ、全てがわかる・・・という祭ですから・・・全部ご紹介したいくらいですが、時間もないので、敢えて、私の中での4ポイントをご紹介します。・・・・・まず一つは、神輿が出発するときです。子供神輿、乙女神輿、舟神輿と・・次々と神社境内を出発しますが、とくに男たちに　担がれた舟神輿が出るときのエネルギーは凄いです・・・待ちに待った瞬間に、みんなの集結されたエネルギーが、一気に爆発するようで、うかうかとカメラなんかまわしていたら神輿に踏み倒されそうになりますからね。

       その勢いで経内を少し、暴れまわってから順路につきます。出発は１０：４５ぐらいかな。

男たちが担いだ舟神輿は陸路を通って東尋坊の断崖まで行き、安島漁港から漁船に乗って東尋坊までやってくる乙女神輿を待ちます。ずらーっと鯉幟が並んだ赤い、雄島の橋をバックに乙女神輿をのせた舟が近付いてくるのを、安島太鼓を打ち鳴らしながら待ちます。

断崖の真下に乙女神輿の船が着くと、海上から乙女たちは手を振り、岩場から、男たちは神輿を高々とあげてそれに応えます。、・・・この短い対面を「逢瀬」と呼んでいます。綺麗な名前ですね。断崖と海面との距離がなんとも切なく、ロマンチックです。これが見所の二つ目。でも、「逢瀬」は海が荒れれば中止となりますから、なかなか見れないんですね。祭りの日はなんとか晴れてほしいです。　

 

     　　この場面が、ちょうど正午ぐらいでしょうか・・・ここでみんな昼食となります。ヨカロウさんで。

見所の三つ目は夕方、５：００頃の安島漁港です。神輿を担いだまま男たちが春のまだ冷たい海に入って行きます。それを女達が心配そうに見守るシーンは何度見ても感動もんです。この時ばかりは、若者といっしょに、年甲斐もなく・・・　還暦をとっくに過ぎた男たちも、海に入っていくんです。それを、普段はそっけなくしている奥さんでも、必死になって止めるです・・・・・・・・安島の男たちは・・・聞きませんけどね。

で、奥さんは、対岸に走る。大きなバスタオルと着替えをもって・・・・。

男たちは、神輿が沈まないように、必死で泳ぎ、対岸の防波堤から上がってきますが・・・毎年、不思議と誰一人救急車騒ぎにはならない。雄島の神様が守ってくださってる？

        ずぶ濡れになった男たちの背中からの白い湯気、女たちが準備した熱い　豚汁からの湯気、   そして暖をとる焚き火の煙で、夕方の安島漁港が、白いもやに包まれます。

祭りの荒々しさと優しさが、いっしょになったような・・・・　光景かな・・・・・・。祭りのハイライトかもしれません。　　　　　　　　

そして興味深いのが祭の最後。朝早くから神輿を担ぎ、酒を呑み、海に入り、また酒を呑みながら・・一日中、安島を練り歩き、神輿が大湊神社の境内に戻ってくるのは遅いときは夜、８：００頃になっているでしょうか・・・これが見所の最後。

男たちは神輿を納めなくてはならないのですが、納めてしまえば、祭は終わる・・・そこで「やれやんなー」が始まるのです。多分「やれ」は納めなくては・・・で「やんなー」はまだまだ嫌だという掛け声なのだそうです・・・とにかく「やれやんなー、やんなやれー」と掛け声をかけながら男たちがふらふらになって神輿をかつぎ境内を暴れまわるんです。酒に酔った男のやんちゃさかげん、かわいさが全てそこにあるようでこの場面も面白いですよ。

で、なんかの拍子に、神輿が納まってしまって、この「やれやんなー」がぴたりと止まります。その一瞬が「祭」の終わり。

       その一瞬を感じると、その場に居合わせた安島の人たちはさーっと、帰ってしまうんです。
       初めてこの光景を見たとき、私は「えっ？何、何？・・・これで終わりってこと？・・・

こんなにプツンとおわるの？」ってなりましたが・・・安島を知っていくにつれ、これは、素適な祭りの終わり方だな・・・と納得できるようになりました。力一杯、祭を楽しんだから、もうどこにも力が残ってないんです。

プツンと終わるって、ほんとうは、とても自然な終わり方なんでしょうね。

ところで、この青年団が、先月１４日の夜に、ハウスアムメーアに集まりました。祭り前の青年団の楽しい雰囲気を収録しましたのでお聞きください。

実は、安島ではこの祭を執り行うのは昔から１８歳から３０歳過ぎくらいまでの青年団なんです。4月に入ると、若者は、夜な夜な青年会館に、集まって、祭の準備をしていきます。準備をしながら酒を飲み、話をし、みんなが、少しずつ仲良くなっていく・・・・・・・・・そんな中で自然と自分たちの足元・・・地域の文化を再認識するんですね・・・・・・こういう場や、時間・・・今、なかなか持てないと思います。祭もいいけど、祭を前にして安島中がそわそわしている空気・・・というのか、それがまた楽しいです。

青年会館・・・今夜なんか、もう、かなり盛り上がっていると思いますよ。

       そして、その中心になっているのが、その年の団長。

毎年、不思議に思うくらい、祭りの後、団長をやり終えた青年はみんな、ぐーんと大人になっているんですね。祭が大人にしてくれる・・・・

みんなで、団長を盛り上げ、祭を成功させようとする青年たちのすがすがしさにも感動しますが、私はもう一つ・・・感心していることがあるんです。それは、祭の仕切りを、ポーンと若い人たちに任せてしまうここの大人たちです。一切口出ししない。遠くから見守り、さりげなく助ける・・・偉いなーって思いますね。これが千年以上続いている、祭の秘密じゃないのかなあ・・・って私は、思っています。

４月２０日、脇役に徹してる、安島の大人たち、長老たちの姿を見るのも、またこの祭の面白いところかもしれません。

さて時間が迫ってきました。忘れないうちに・・・・番組へのアクセス

            　ひらがなで、「だっちみんだっちみん」を　検索　　お便りお待ちしています。

　　　　　　最後にお送りしたい曲はやはりT.REXです。

私の独断と偏見からの選曲なんですが、安島祭を見ていると、感動する場面でいつも頭の中に渦巻く曲が何故か、T,REXなんですね・・・・・・暴力的だけど、優しく、自然な息使い・・・宇宙的なサウンドの彼らの音が何故かこの祭にぴったり・・と感じるのは・・・やはり私だけとは思いますが・・・T.REXの「Jeepster」を聞きながら今日はお別れしたいと思います。

TREX　「JEEPSTER」（４’10）

2009.4/9 三国を歌う☆ヒナタカコさん

だっちみん　ﾋﾅﾀｶｺ409

本日のゲストはシンガーソングライターヒナタカコさんでした

生放送で生演奏で「こころの海」をお聴きいただきました

こんにちは 海の側の家、ハウスアムメーアから、三宅小百合が生放送でお届けします。 「だっちみん、だっちみん」今日は２回目です。 　さて、帯のように長い町が、三国町です。三国東にある私の家から、このハウスアムメーアまで、車で約１３分、その間に帯の長さのほとんどを走り抜けます。ここに来るには４つのコースがありますが、一番、近道はショッピングセンターＩＺＡから運動公園通りを抜け東尋坊を目指す、ちょっと都会的なコース。次が海岸線に沿って走る海コース。そして陣が丘を越えて走る丘コース。そしてえちぜん鉄道三国駅の横を通町内コース。とにかく、皆さんが、ここ安島に来られるときは、この４本のいずれかの道を、走り抜けることになると思います 　今日、私は海コースを選んで車を走らせてきました。 　竹田川から竹田川と九頭竜川が合流する、河口近くから広がる海に始まり、越前かにで有名な三国港あたりから見える海。三国温泉ゆあぽーとやサンセットビーチ、ヨットハーバー辺りの海。老舗の若えびすや、望洋楼の建っている急カーブの真下の海、そこを過ぎると、左前方に東尋坊が見え水平線が広がります。どの海も、季節によって、その日の天気によって、時間によって・・・そしてもちろん、その日の自分の気持ちによって、表情も、色も全く違いますが・・・何度通っていても飽きるということがなく、どこから見る海もほんとうに美しいな・・・と、今日も幸せな気持ちで車を走らせて来ました。 今日のゲストは三国町出身のヒナタカコさんにおいでいただきました。ヒナタカコ さんは三国町出身のシンガーソングライターです。ピアノの弾き語りで現在東京で活躍されています。昨年１２月ファーストデビューアルバム「潤」をリリース され、福井県でも精力的に活動されています。 ここでヒナタカコさんとの会話がありまして、、、。 私のすぐ横のグランドピアノで生演奏で「こころの海」を歌ってくださいました！！ 昨年１２月にファーストアルバム「潤」～jun～をリリース そのアルバムの中から「こころの海」をお届けしました。                 この歌はふるさとの海を思い、三国節をモチーフに創ったそうです。 どこか懐かしいメロディーと心に響く歌詞に、思わずウルウル 曲の最後の歌詞 　約束果たせるまで　どこまでも歩いていく　ここがあるなら この歌詞とメロディに胸がジーンと熱くなりました この曲の入ったＣＤはハウスアムメーアでも販売しております＾＾ ＣＤのジャケット写真はなんと安島！！ ヒナちゃんの大親友のるいちゃんが撮影した写真だそうです。 場所は喫茶アメリカンの前。昨年のお盆、夜明け前に撮影したそうです。 この場所は「ごとべい谷」という伝説のある場所。ヒナちゃんも知らなかった伝説にビックリ！でもそんな場所を選ぶ感性はさすがですね～！！ ごとべい谷　http://www.net24.ne.jp/~oominato/02/r/01.html 　「三国で育ったからこそ表現できる音楽を！」と、故郷を誇りに上京し、３年目には全国デビューしたヒナさん。その喜びを先ず、故郷に感謝して、報告したいと、「みくに感謝ライブ」を開催するに至ったヒナさんの気持ちがとてもよくわかりました。 きっと、これを一つの節目に、これからまだまだ大きく羽ばたいていくんでしょうね。故郷の存在って、大きいものですね。でも、その故郷、三国がこんなに自然豊かなところであったからこそなんですね。ヒナさんは、この豊かな自然に育てられ、これからもこの自然を忘れない限り、守られ、スケールの大きなシンガーソングライターになるんだろう・・・って感じました。リスナーのみなさん、応援してくださいね。

番組へのアクセス

[email protected]  またはＦＡＸ：０７７８－５３－２５６３                           

お便りお待ちしています。

最後にアルバム「潤」から「街」をお聴きください。

2009.4/2 編み人☆木保節子さん

 

10-01 1. Satz

編み人　　木保節子さん

三国町安島（あんとう）在住の籐の作家。
安島生まれで、一時は、海女の仕事もされていたという
DEEPな三国の香りのする女性。

つまり、安島に関しては、知り尽くしてらっしゃる方です。

本日は安島弁で、ここハウスアムメーアから生放送の初ゲストとして登場していただきました。

はじめまして、三宅小百合です。自己紹介は・・い・ず・れ・・・ということで。

今日から毎週木曜日のこの時間は福井県の北の端、三国町の安島というところから生放送でお送りいたします。初めて丹南エリアから離れたところからの放送ですが、丹南の皆さん聞こえていますか？

さて、すっかり春ですねー。この辺は、松枯れがひどくて、残念なことに、ほとんどの松を切ってしまいました。で、今年の冬は殺伐とした風景でしたが・・・春の力ってすごいですね。すみれや水仙の花の色、よもぎやつわぶきの瑞々しいグリーンがいっぺんに丘の色を変えてしまうんですから・・・そして今、私が座っているところからは、美しい春の海が見え、左手には、雑木林の中で山桜が今にも咲きそうに、蕾をふくらませています。

ここは、東尋坊と雄島のちょうど中間でしょうか？　　　

海を見下ろす、丘の上のログハウス、ハウスアムメーアです。その1階にある「Galley砂や」さんからお話しています。

ここに、毎週、ゲストをお迎えして、自然や環境、人々の生活から文化・・・アート、ミュージックのことなど、楽しく、おしゃべりしていきたいと思っています。

ところでこの番組のタイトルでもあります「だっちみん、だっちみん」・・・って・・・実は、安島の古い古い方言なんですよ。訳すると「おいっちに、おいっちに」という掛け声なんです。

「だっちみん、だっちみん！とよちよち歩きの子供を励ましたようですよ」・・・と安島の年配の方が、教えてくださいました。

初めてラジオ番組を持たされた私自身やスタッフのために、ぴったりの掛け声だと思い、タイトルにしました。

毎回、「おいっちに、おいっちに・・・だっちみん、だっちみん！」と心の中で掛け声をかけて頑張りますのでどうか、よろしくお願いします。

というわけで、「だっちみん、だっちみん！」では、まずは、安島のことをリスナーのみなさんといっしょに知りたいな・・・ということで、今日は、安島生まれの木保節子さんをゲストにお迎えしました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 

木保さん、こんにちは。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

木保さんは、籐の作家さんとして有名な方で、現在も精力的にご活躍中です。木保さんはこの安島のお生まれで、一時は、海女の仕事もされていた・・・と伺っていますが・・・つまり、安島に関しては、知り尽くしてらっしゃる方ですよね。

ズバリ、安島って木保さんにとってどんなところですか？

木保：私の人生の全て！

三宅：深－い言葉ですね！先ず今日は、木保さんの子供の頃に感じた安島の自然というか、自然との関わりというか・・そんなことを話していただけますか？

今から50数年前・・その頃の安島の海って、今よりもっと美しかったんでしょうね・・・やはり、海で遊ぶことが多かったんでしょうか？

　　　　　　　「♪　あーばいや、とーといや、ながめが、ひいていく」

　　　　　　　「いっかん、ながなが」「ごんめる」「しっちょこ、まっちょこ」

※安島の言葉を歌いながら解説していただきました。

音楽を一曲をお送りします。　一番好きな曲・・エルトン･ジョンの「ユア・ソング」です。

三宅：さて、話の続きになりますが・・　　　　　　　　　　　　　　　　　

               「♪　雄島ばっか、日が照って、ここらしゃちっとも日が照らん」

               「のたばせ」　　「♪　カラスが鳴くから帰ろ」

木保さん、今日は、ほんとうにいい話をありがとうございました。

なんか・・・安島を知るって・・・自然に近付く、気が楽になる、リラックスできる・・・ってことかな、と少し分かりかけてきたところで、時間が迫ってきたようです。

                                                               

なお、木保節子さんの個展(編み人展)が、もうすぐ、ここハウスアムメーア1階の「Galley砂や」にて開催されます。ここでは、籐の作品を通して、安島の素晴らしさを発信されます。個展は4月の11日から5月10日まで。是非、木保節子さんの世界をご堪能ください。

作品をご覧になった後は、自然一杯の安島・・・近辺の散策をおすすめいたします。

なお、この番組へのご意見･ご感想は　ココログ「だっちみん、だっちみん」にアクセスしてください。

さて、最後に音楽をお届けします。

今日のゲスト、木保さんが、アメリカ大陸を飛行機で横断されていたとき、ちょうどイヤホーンからこの曲が流れてきたそうです。

飛行機の小さな窓から見下ろす広い広い大地と、この曲が、ぴったり重なって・・・思わず、自分はなんて幸せで、素晴らしい世界に生きているのか・・・と「神様にぃ～感謝してぇ涙が出たんやわぁ」と先程、言われてました。

ルイ･アームストロングの「What a Wonderful World」

この曲を聴きながら今日はお別れです。