こんにちは
海の側の家ハウスアムメーアから、三宅小百合が生放送でお届けします。
三国には素適な美術館があるのをご存知ですか?
蒼い海を見下ろす小高い丘に、コバルトブルーのタイルを建物の外観にめぐらせ
また自然光を取り込む大きな窓が海側と山側に開かれています。
そのカタチから「ブルーケーキ」と名付けられた、小さいけれど、
とてもおしゃれな美術館なんですよ。
この美術館は、青森県弘前市で生まれながら、
その人生のほとんどを三国の地で過ごしたジャンクアートの鬼才小野忠弘画伯の
住居兼アトリエを改修したものなんです。
小野さんは、昭和30年代、国際的に高い評価を得た後も、
天才的な感性で作品を発表し続け、平成13年(2001)88歳で亡くなりました。
創作活動の一方で、三国高校の美術教諭として、人材の発掘育成に努め、
戸田正寿など多くの優秀な芸術家を育てらたんですよ。
そういうわけで今日は小野忠弘さん、そしてその弟子たちの話になりそうですが
その前に曲をお送りしたいと思うのですが、鬼才、小野忠弘を語るときに、
ふさわしいミュージックってなんだろう・・・・と・・・・・考えてましたが・・・
オーナーの森岡さん、「今日は、ピンクフロイドでいこう・・・!」と、
『ベスト・オブ・フロイド ~時空の舞踏~』というCDを出してきてくれました。
まずは1971年に発売された、アルバム「おせっかい」の中の
オープニングを飾っていた曲・・・といえば・・・・
「吹けよ風、呼べよ嵐」 ではお聞きください。
今ちょうど小野メモリアルでは梅藤哲郎・高橋昇 二人展が開催中ですが、
お二人は小野さんの一番弟子。そしてこれを企画・監修されたのもやはり
小野さんの弟子戸田正寿さん。で、この企画展がスタートするとき、
戸田さんはここハウスアムメーアに滞在されていました。
そのときにお話を伺った貴重な録音があります。お聞きください。
録音11分
さすが 小野先生のお弟子さんだけあって・・・・・戸田正寿さん、
最後はアート論にまで展開し熱く語っていただきました。
戸田正寿、企画・監修の「梅藤哲郎・高橋昇 二人展」は
6月28日まで開催されてい
ONOメモリアルの開館日は金・土・日・祝祭日のみ。
開館時間は午前10:00~午後4:00 入館料¥300となっています。
この二人展に関して、福井新聞社特別顧問の、佐野周一さんの解説、
反骨と“熱狂する魂”の継承・・・と題し
小野芸術の世界を興味深く書かれているんです。最後の方で
リーマンブラザーズの破綻から始まった「百年に一度」の世界恐慌の中、
今、ONO-DNAの創造精神が、弟子たちを通じて百花相承、反撃を開始する、
画期的な企画展になることだろう
と書かれています!!・・・・・・・・・・・・まだご覧になってない方はお急ぎください。
番組へのアクセス 「だっちみんだっちみん」と、ひらがなで検索してください^^
そろそろお別れの時間ですね。今日は、音響アートとしての実験性、
革新性を誇るピンクフロイドをお送りしています。
アルバム「狂気」から 「マネー」 を聞きながらお別れです。
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