カウンセリングドーム カシオペイア主宰
心理カウンセラー、NLPトレーナー、バーチュースマスターファシリテータ
三国町崎に在住の鈴木るみ子さんにおいでいただきました。
『モモ』を知っていますか? ドイツの児童文学作家ミヒャエル・エンデの書いたお話です。「モモ」という女の子は、どこからかいつのまにかやって きたの ですが、人の話を「ほんとうに聞く」能力を持っていて町の人たちの大切な存在になります。人だけではありません、動物たちや、雨や風、星々の声も聞くこと ができるのです。モモと町の人々や子どもたちは、実に豊かな時間を共有します。ところが、「灰色の男たち」軍団がひたひたとやってきて、人々の心に忍び込 み、時間を盗んでいきます。人々はすっかり時間どろぼうにやられてしまい、わき目もふらず「時間節約」を始めます。心の中は平安を失い、いつも焦るように せかせか生きていくようになります。ひとりぼっちになったモモの前に現れたのが一匹のカメ、その名前が「カシオペイア」です。カメはモモを時間の国へと連 れていき、モモはそこでマイスター・ホラという不思議な男から、人間にとって「時間」とは何なのかを教えてもらいます。そして時間どろぼうに立ち向かって いきます。 私はカウンセラーです。カウンセリングを学び始めた頃にこの話を読んで、自分がすっかり時間どろぼうにやられていることに愕然としました。時間というも のについて考えました。モモが見た美しい時間の花や天空の音楽のことを何度も想像しました。この話は「今この瞬間」を生きることの大切さを教えてくれま す。「今ここ」に生きることはカウンセリングの学びそのものでした。ようやく、私の心の中に時間の花が咲くようになりました。
9年前に、三国の森の中にセルフビルドでドーム型の建物を建てました。ドームはカメの形にも似ています。名前を「カウンセリングドーム・カ シオペイア」 とつけました。カシオペイアはモモを時間の国へ案内し、人々に時間を取り戻すのにひと役買いました。そんな案内役にこのドームがなれるといいなと思いまし た。この小さなドームに訪れるいろんな方と、私はカウンセリングを行っています。モモとまでいきませんが、人々や自然の声に耳を傾け、自分たちの「時間」 を取り戻すお仕事です。私のささやかな体験を交え、皆さんに「人生」という一度限りの時間をどう過ごすかについて提案をさせていただけたらと思います。
鈴木るみ子さんオススメの1曲
李政美(イジョンミ)さんの「祈り」
今年は旅から始まった1年
パリ、アテネ、イスタンブールで感じた人類の歴史、、、。
(詳しい内容は、番組のCDがギャレイ「砂や」にあります)←必聴!
私から鈴木るみ子さんへの1曲
映画2012より Time for Miracles アダムランバート
2012 [Original Motion Picture Soundtrack]
| |
コメント