2009.6/25 湊町三国の風情を今に

だっちみん　長沼慶江さん625

こんにちは

海の側の家ハウスアムメーアから、三宅小百合が生放送でお届けします

さて、みなさん、子供の頃に聞いていた音、あるいは音楽･･･って憶えていますか？

毎日の生活の中に溶け込んでいた音っていうのは・・・

その音やリズムは・・・

その人の感性を培っていくものの一部だったような気がするんですが・・・

例えば、ここ安島の人に聞くと、波の音、風の音、そして玉砂利の音・・・

と言われます。

玉砂利の音というのは波が浜に寄せたり引いたりするたびに、

丸い小さな小石が、ジャラジャラジャラ―・・・・・・ジャラジャラジャラー・・・・と、

とても風情のある音をたてたそうです。

今では、玉砂利の音は昔ほど聞こえなくなったそうですが、

昔は誰もが生活の中に、玉砂利の音、そのリズムをききながら暮らしていた・・・

そのことを想像すると、ここ安島の人、特に中高年の人たちの、

素朴なそして自然な感性がとてもよく理解できる･････って感じです。

さて、今日はそんなお話。その前に一曲。

黒人のジャズシンガー、リズ・ライトで「ホエン　アイ　クローズ　マイ　アイズ」

お聞きください。

       　Lizz wright　「When　I　Close　My　Eyes」（０：３：１６）　　　

　　　子供の頃にいつも聞こえていた音・・・・・今日はそんなお話ですが・・・・

安島の人は「玉砂利」の音。・・・・

さて、私が暮らしている三国では、昔はどんな音が聞こえていたんでしょう････

すでに番組でお伝えしてきているように、三国はとても粋な湊町でした。

北前船文化で栄えた頃は、芸者が芸事を習う稽古場があり、

町には三味線の音色が流れていたんですね・・・・・。

そしてそれを小さいときから聞きながら育ってきた素適な女性が、三国にいます。

今日のゲスト、長沼慶江さんです。

　　　

       こんにちは。　長沼さん！

　　　芳村竹世志師匠です。

       和服が似合いますねー！　　いつも和服でお過ごしですか？

芸者がいて、旦那衆がいて粋な色町があった・・・・・・・

その風情を今に伝えてくれているような長沼さん。

子供の頃の三国はどんな風情でしたか？

       三国の町で、40年以上三味線の音色を響かせている長沼さん。

       教室活動について

　　　生徒採用の条件など・・・

今日は三味線も持って来てくださっています。

せっかくですので、一曲お願いできますか？。

お師匠さんとして三国町内外に教室を持ち三味線や長唄を教える一方で、

各地で演奏会も行っています。・・・・・・・では生演奏でお送りします。

　　　三味線の生演奏　　端唄「青柳」　　

     　

　　　江戸小唄「竹よし」三味線の生演奏付きカフェ

　　　三味線の体験もできます☆２０分で「さくらさくら」が弾けますよ！！

　　　ご予約、お問い合わせは０７７６－８２－０１２０（竹よし）

　　　場所、、、三国湊座向かい（きたまえ通り）

☆お知らせです☆

朗読シアター　三国公演　「家族の絆」

６月２７日（土）　みくに文化未来館　午後６：００～開演　入場料￥１５００

        ６月２８日（日）　竹世志会おさらい会

　　　　　　　　　　　　　ハートピア春江小ホール　午後１：３０～入場無料

　　　　番組へのアクセスは　　「だっちみんだっちみん」

　　　　　　　

幼い頃から三味線の音を聞いて育った長沼さん・・・・

それが原体験として活かされ、

今こやって沢山の人に三味線を教えられている・・・・・・

それはまた、三国の懐かしい風情を次世代に残したいという思いなんですね＾＾

お別れに曲をお送りしたいと思いますが、　今日送りしている、リズ・ライトは

1980年、アメリカ、ジョージア州生まれ。お父さんは教会の牧師で、

音楽監督を務めていました。その影響でブルース、ジャズに開眼。

ゴスペルで培った、深みと憂いのあるスピリチュアル・ボイスで、

オリジナリティ溢れるリズム＆ブルースの世界を創り上げています。

黒人のジャズシンガー、　　

リズ・ライト　の　「ア　ティスト　オブ　ハニー」　でお別れです。

　　　Lizz wright　「A　Ｔａｓｔｅ　of Honey」